セーブ・過去ログ機能を後から追加した話
「絶対に帰れないオフィス」のセーブ機能や過去ログ機能は、実は最初のリリース時にはありませんでした。この記事では、なぜ後から追加することにしたのか、その経緯を書いておきます。
最初はシンプルな一回完結のゲームだった
公開当初は、プレイヤーが挑戦して、生き残るか力尽きるかで終わり、という一回完結の体験でした。AIの判定を楽しんでもらう、というコアの部分に集中するため、あえて他の機能を削ぎ落としていました。
「もう一度、前の続きから」という声
実際に遊んでもらう中で、「途中から派生パターンを試したい」「前にどんなやり取りをしたか見返したい」というニーズがあることが見えてきました。AIの判定は聞き方次第で結果が変わるため、過去のやり取りを振り返りたくなる、という発想は、選択肢方式のゲームにはあまりない発想です。
セーブと過去ログを分けて考える
実装にあたっては、「途中から再開できるセーブ機能」と「過去のやり取りを読み返せるログ機能」を、別の機能として分けて考えました。セーブは「ゲームを続きから遊ぶため」、過去ログは「自分の挑戦の記録を振り返るため」と役割が異なるため、それぞれ別に設計しています。過去ログは直近の一定件数のみを保持する形にして、際限なく記録が増え続けないようにもしています。
後から機能を足すことの難しさ
最初から存在を想定していなかった機能を後から足す場合、既存のプレイヤーのデータ構造やAIとのやり取りの流れに手を入れる必要が出てきます。今回も、既存の判定ロジックを壊さないよう、影響範囲を確認しながら慎重に組み込みました。個人開発では、「後からでも足せる余地を残しておく設計」の大切さを実感した機能追加でした。